令和8年度の賃貸不動産経営管理士試験は11月15日(日)です。本記事の公開時点(2026年9月29日)で本番まで残り約6週間半、「今からでも間に合うのか」「何を優先すればいいのか」と焦っている方も多いはずです。この記事では、公式の試験概要と令和7年度の出題内訳をもとに、残り期間別の優先順位と過去問の回し方を整理します。
本記事は編集部が一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会などの公開情報を調査し作成しています。勉強のスケジュール例は公開データをふまえた編集部の目安であり、合格を保証するものではありません。
まず確認:申込期限は9月30日(水)23:59
協議会の試験概要(2026年9月時点)によると、令和8年度試験の主な日程は次のとおりです。WEB申込の締切は9月30日(水)23:59で、郵送申込はすでに終了しています。まだ申し込んでいない方は、勉強法より先に申込を済ませてください。
| 項目 | 内容(令和8年度) |
| 試験日時 | 2026年11月15日(日)13:00〜15:00(120分) |
| 出題形式 | 四肢択一・50問(5問免除講習の修了者は45問) |
| WEB申込締切 | 2026年9月30日(水)23:59 |
| 受験手数料 | 12,000円 |
| 合格発表 | 2026年12月24日(木)(予定) |

残り6週間くらいしかないんですが、今から始めても間に合うでしょうか…

ゼロからだと余裕はありません。ただ、直前期は「全部やる」より「点になる分野に絞る」のが鉄則です。次の出題内訳を見てください。
直前期は「出題数の多い分野」から固める
総合資格学院の令和7年度総評によると、令和7年度試験(50問)の分野別出題数は次のとおりでした。
| 分野 | 出題数 |
| 賃貸住宅管理業法 | 14問 |
| 賃貸住宅の維持保全 | 11問 |
| 管理業務の実施 | 9問 |
| 賃貸借契約 | 6問 |
| 金銭の管理 | 5問 |
| 賃貸住宅管理総論 | 2問 |
| 契約の基礎知識・管理受託契約・賃貸不動産経営管理士 | 各1問 |
管理業法・維持保全・管理業務の実施の3分野だけで34問(全体の68%)を占めます。出題数は年度によって数問動くため(たとえば賃貸住宅管理業法は前年から3問減)、毎年同じ配分とは限りませんが、直前期に時間を配る優先順位の目安になります。
残り期間別のおすすめ学習プラン
公表されている合格点は、直近5年で50問中34〜40点です(アガルートアカデミーの過去の合格点まとめ)。おおむね7割前後を安定して取れる状態が目標になります。以下は残り期間ごとの編集部の目安です。
| 時期 | やること | ポイント |
| 今〜10月上旬(約2週間) | テキスト通読+過去問1周目 | 管理業法・維持保全を優先。間違えた問題に印を付けるのが目的で、完璧に理解しなくてよい |
| 10月中旬〜下旬(約2週間) | 過去問2周目+弱点分野のテキスト復習 | 1問ごとに「なぜ×か」を説明できるかを確認。数字・期間・条文番号は一覧表にまとめる |
| 11月1日〜11月14日 | 年度別の本番形式演習+総復習 | 120分で解く練習を最低3回。個数問題・組合せ問題の切り分け方に慣れる |
| 前日〜当日 | 新しいことはやらない | 間違えノートと数字一覧の見直しだけにとどめる。持ち物・会場までの経路の確認 |

残り約2か月ある人:テキスト→過去問の順で基礎を固める
時間に余裕がある場合は、テキストを1周してから過去問に入っても間に合います。全体像は独学スケジュールの立て方も参考にしてください。ただし、テキストの通読だけで満足しないことが大切です。
残り1か月前後の人:過去問から入り、テキストは辞書代わりに使う
時間が足りない場合は、先に過去問を解いて出題のされ方をつかみ、分からない箇所だけテキストで確認する方が効率的です。過去問の具体的な回し方は過去問の使い方・出題傾向まとめで解説しています。
残り2週間の人:管理業法と維持保全の頻出論点に絞る
新しい分野に手を広げるより、出題数の多い分野の頻出論点(登録・業務管理者・管理受託契約重要事項説明・維持保全の基本)を確実に取る方が、得点の上積みは大きくなります。

過去問が「解ける」より「なぜ間違いか説明できる」状態を目指しましょう。正誤を丸暗記しても、言い回しが変わると対応できません。

出題のされ方が変わっても対応できるように、ってことですね。
過去問の回し方と、直近の出題傾向への備え
総合資格学院の令和7年度総評では、令和7年度は個数問題が9問(前年比+2問)、組合せ問題が5問(前年比+3問)に増え、「過去問で解ける問題が少なく、その周辺事項に関する問題が多い」傾向が続いていると指摘されています。
この傾向をふまえると、直前期の過去問演習では次の3点を意識するとよいでしょう(編集部の目安です)。
- 選択肢ごとに○×の理由を書く:正解番号だけでなく、4つの選択肢すべてを判定できるようにする
- 個数問題・組合せ問題は消去法に頼りすぎない:選択肢を1つずつ独立して判定する練習をする
- 間違えた問題の「周辺」も確認する:同じ条文・同じ制度の他の論点まで一緒に見直す
過去問は直近の年度から始め、時間を計って解く回を必ず入れてください。試験は120分で50問(免除者は45問)なので、1問あたりの目安は2分強です。
直前期にやってはいけないこと
- 新しい参考書・問題集を次々に買い足す(手元の教材を回す方が定着します)
- 得意分野ばかり解いて気分よく終わる
- 試験前日の夜更かしと詰め込み
- 問題を解きっぱなしにして、間違いの原因を分析しない
独学でどうしても不安な場合は、講義動画や解説つきの通信講座を短期で使う選択肢もあります。通信講座の比較記事で各社の特徴と料金の目安を比較していますので、必要に応じて確認してください(受講開始から本番までの日数に注意が必要です)。
よくある質問(Q&A)
Q. 残り約6週間で今から勉強を始めても間に合いますか?
A. 断定はできません。合格点は直近5年で50問中34〜40点、令和7年度の合格率は29.5%(受験者31,792人・合格者9,370人)でした。学習経験や実務経験で必要な時間は変わりますが、出題数の多い分野に絞り、過去問中心で回すことが現実的です。目安の勉強時間は難易度・合格率・勉強時間の解説を参照してください。
Q. 過去問は何年分・何周すればよいですか?
A. 一律の正解はありませんが、直近3〜5年分を最低2周、間違えた問題は3周目以降も繰り返す方法が一般的です。周回数より「選択肢ごとに理由を説明できるか」を基準にしてください。
Q. 5問免除講習を受けていなくても受験できますか?
A. 受験できます。免除は必須ではなく、受験資格は「日本国内に居住する方」であれば年齢・学歴などの制約はありません(協議会の試験概要)。免除制度の詳細は5問免除講習の解説記事をご覧ください。
Q. 直前期の1日の勉強時間はどのくらいが目安ですか?
A. 個人差が大きく、公式な基準もありません。平日は短時間でも毎日続け、休日にまとまった演習(本番と同じ120分)を入れる形が取り入れやすいでしょう。
まとめ
令和8年度試験は11月15日、WEB申込の締切は9月30日(水)23:59です。直前期は、管理業法・維持保全・管理業務の実施の3分野(令和7年度は合計34問)を優先し、過去問を「選択肢ごとに理由を説明できる」レベルまで回しましょう。残り期間に応じて、今〜10月上旬は1周目、10月中旬〜下旬は2周目、11月は本番形式の演習という流れが目安です。

まず今日中に申込をして、過去問から始めます!

その調子です。焦らず、出題数の多い分野から確実に取っていきましょう。
本記事は2026年9月時点で協議会の試験概要、総合資格学院の令和7年度総評、アガルートアカデミーの過去の合格点まとめの公開情報にもとづき作成しています。試験日程・申込期限・出題形式は変更される場合があります。受験の際は必ず協議会の公式サイトで最新情報をご確認ください。合格率・合格点は過去の実績であり、合格を保証するものではありません。学習プランは編集部の目安であり、個人の状況により異なります。


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