「合格点は何点くらい?」「去年より上がるの?」——試験が近づくと、多くの受験生が気になるのが合格基準点です。賃貸不動産経営管理士試験は、固定の合格点があらかじめ決まっているのではなく、年度ごとに合格基準点が変わる試験です。令和8年度試験は2026年11月15日(日)実施。この記事では、過去の合格基準点と合格率の推移を表で整理し、「令和8年度は何点を目標にすべきか」の考え方をまとめます。
本記事は編集部が一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会などの公開情報を調査し作成しています。令和8年度の合格基準点は試験後に協議会が発表するもので、本記事に正確な予想値はありません。示すのは過去データに基づく目標設定の目安であり、合格を保証するものではありません。

合格点って毎年変わるんですか?宅建みたいに「何点以上」と決まっているのかと思っていました…

この試験は、年度ごとに合格基準点が決まります。直近の令和7年度は50問中38問以上でしたが、令和6年度は35問以上。同じ試験でも3点の差があります。まずは過去の推移を見てみましょう。
結論:令和8年度の目標は「38点以上」を一つの目安に
過去6年(令和2〜7年度)の合格基準点は34〜40点の範囲で動いており、直近2年は35点・38点でした。協議会は基準点の決め方の詳細を事前に公表していないため、令和8年度が何点になるかは試験が終わるまで分かりません。そのため、過去の高めの水準(38〜40点)を目標に学習し、本番で基準点が低めに出れば余裕を持って合格するという考え方が安全です。
| 目標の置き方 | 点数(50問中) | 考え方 |
| 最低ライン | 34点 | 過去6年の最低値。ここを狙うのはリスクが高い |
| 標準的な目安 | 36〜37点 | 過去6年の平均(約36点)前後 |
| 安全圏の目標 | 38点以上 | 直近の令和7年度の基準点。令和3年度の40点も踏まえ、過去問・模試でこの水準を目指す |
※上表は編集部が過去データから整理した目安で、公式の予想ではありません。
合格基準点・合格率の推移(令和2〜7年度)
年度別の受験者数・合格者数・合格率・合格基準点は次のとおりです。令和7年度は協議会の公式統計(令和7年度 試験の概要)で確認した値、令和2〜6年度は学習サービス運営会社が公表値を整理した一覧を参照しています(正式な数値は協議会の試験結果ページもあわせてご確認ください)。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格基準点(50問中) | 得点率 |
| 令和2年度 | 27,338人 | 8,146人 | 29.8% | 34点 | 68% |
| 令和3年度 | 32,459人 | 10,240人 | 31.5% | 40点 | 80% |
| 令和4年度 | 31,687人 | 8,774人 | 27.7% | 34点 | 68% |
| 令和5年度 | 28,299人 | 7,972人 | 28.2% | 36点 | 72% |
| 令和6年度 | 30,194人 | 7,282人 | 24.1% | 35点 | 70% |
| 令和7年度 | 31,792人 | 9,370人 | 29.5% | 38点 | 76% |
令和元年度以前は出題数が40問で(令和2年度から50問に変更)、基準点を50問の年度と単純に比べることはできません。得点率は編集部が「基準点÷50問」で計算した参考値です。

推移から読み取れること
基準点は34〜40点と、最大6点の幅で動く
最も高かった令和3年度(40点)と、最も低かった令和2年度・令和4年度(34点)では6点の差があります。「去年と同じくらい」を前提に計画を立てると、基準点が上がった年に届かないおそれがあります。
合格率と基準点は必ずしも連動しない
令和7年度は基準点が38点と前年(35点)より高く、それでも合格率は29.5%と前年(24.1%)より上がっています。受験者全体の得点が上がったことなどが考えられますが、要因を公式資料から断定することはできません。「基準点が高い=難化」「低い=易化」と決めつけないことが大切です。
5問免除(講習修了者)の基準点は「−5点」
5問免除講習の修了者は45問出題で、合格基準点は一般の基準点から5を引いた値です。令和7年度は一般が50問中38問以上、講習修了者が45問中33問以上でした(協議会 令和7年度 試験の概要)。詳しくは5問免除講習の解説記事をご覧ください。

じゃあ令和8年度は何点になるか、今のうちに予想するのは難しいんですね。

正確な予想は誰にもできません。ただ、予想できなくても困らない準備はできます。「38点以上を安定して取れる状態」を目標にしておけば、34〜38点のどの基準点でも合格圏に入れます。残りの期間は、過去問で安定して7割台後半を取ることを意識しましょう。
38点を取るために、残り期間でやること
試験直前は、新しい範囲に手を広げるより取りこぼしを減らすことが得点の近道です。具体的な優先順位は試験直前1〜2ヶ月の勉強法の記事で解説しています。ここでは点数目標との関係だけ整理します。
| ステップ | やること | 点数への効果 |
| 1 | 過去問(直近3〜5年分)を時間を計って解く | 現在地(何点取れているか)を把握 |
| 2 | 間違えた問題の論点をテキストで確認 | 同じ論点の取りこぼしを減らす |
| 3 | 得点が安定しない分野を絞って反復 | 基準点が高い年でも届く土台を作る |
| 4 | 本番と同じ120分で通し演習 | 時間配分の確認(試験当日の持ち物・時間配分の記事も参照) |
独学に不安がある方は、通信講座の活用も選択肢です。主要講座の特徴は通信講座おすすめ比較の記事で整理しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 令和8年度の合格基準点はいつ分かりますか?
合格発表は2026年12月24日(木)10:00とされています(協議会の試験概要、2026年9月23日確認)。基準点は例年、合格発表とあわせて公表されます(令和7年度は2025年12月25日の発表で38点)。
Q2. 試験当日に合格点は分かりますか?
公式な基準点は合格発表時に決まります。試験当日は各スクールの解答速報で自己採点でき、合格ラインの「予想」を出す会社もありますが、あくまで各社の見立てで、正式な基準点とは異なる場合があります。
Q3. 合格率が低かった年は、基準点も低かったのですか?
必ずしも一致しません。令和6年度は合格率24.1%・基準点35点、令和3年度は合格率31.5%・基準点40点と、基準点が高くても合格率が高い年があります。
Q4. 結局、何点を目標にすればいいですか?
過去6年の基準点は34〜40点でした。確実を期すなら、過去問で38点以上を安定して取れる状態を目指すのが一つの目安です。5問免除の修了者は、その5点低い33点以上が目安になります。あくまで目安であり、合格を保証するものではありません。
Q5. 合格後は何をすればいいですか?
合格後は登録手続きに進みます。要件・費用は合格後の登録方法・登録実務講習の記事で解説しています。難易度全般は難易度・合格率・勉強時間の記事も参考にしてください。
まとめ
賃貸不動産経営管理士試験の合格基準点は年度ごとに変わり、令和2〜7年度は34〜40点、直近の令和7年度は38点でした。令和8年度の基準点は試験後まで分からないため、38点以上を安定して取れる状態を目標に、残りの期間を過去問の復習と時間配分の練習に使いましょう。試験は2026年11月15日(日)です。
【出典・免責】令和7年度の数値は一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会「令和7年度 賃貸不動産経営管理士試験の概要」(PDF)で確認。令和2〜6年度の数値は学習サービス(スタディング)掲載の一覧を参照しており、正式な数値は協議会の公表資料でご確認ください。令和8年度の日程は協議会の試験概要(2026年9月23日確認)に基づきます。「目標」「目安」は編集部の整理であり、合格を保証するものではありません。


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